小学校1年生におすすめの本10選

小学校に入学したお子様を持つ保護者の皆様、お子様は読書を楽しんでいますか?読書は、想像力や語彙力、集中力を育むだけでなく、豊かな感性を育てる上でも非常に大切です。

この記事では、小学校1年生のお子様にぴったりの本を10冊厳選しました。初めての読書体験を素晴らしいものにするために、ぜひ参考にしてください。

選定基準

今回、以下の基準を元に10冊を選びました。

  • 小学校1年生の読書力レベルに合致している(漢字の制限、ひらがな主体など)
  • 子どもが興味を持ちやすいテーマ・内容である(動物、乗り物、友情、冒険など)
  • 文字だけでなく、イラストや写真も豊富に使われている
  • シリーズものであれば、最初の1冊を選ぶ
  • 古典的な名作だけでなく、新しい作品も入れる
  • 様々なジャンルの本を選ぶ(物語、図鑑、詩集など)
  • 保護者向けのレビューも参考にしながら選ぶ

おすすめ10冊

タイトル作者出版社おすすめ年齢あらすじおすすめポイント
『おおきなかぶ』A.トルストイ(作) 佐藤忠良(絵) 内田莉莎子(訳)福音館書店3歳からおじいさんが植えたカブが大きくなりすぎて、おじいさん一人では抜けません。おばあさんを呼んで、二人で引っ張っても抜けません。孫、犬、猫、そして最後はねずみも加わって、みんなで力を合わせて引っ張ります。繰り返しのフレーズが楽しい。協力することの大切さを学べる。
『きんぎょがにげた』五味太郎(作・絵)福音館書店3歳から金魚鉢から逃げ出した金魚が、家の中でかくれんぼ。カーテンの後ろや、ピアノの下、おもちゃ箱の中など、色々な場所に隠れます。ページをめくるたびに金魚が隠れていて、探すのが楽しい。色鮮やかで、視覚的に楽しめる。言葉が少なく、絵を見ながらお話が進むので、小さなお子さんでも集中して読めます。
『おばけのバーバパパ』アネット・チゾン、タラス・テイラー(作)講談社3歳から庭で生まれた不思議な生き物、バーバパパ。どんなものにも変身できる優しいおばけです。色鮮やかな絵と、自由自在に変身するバーバパパの姿が楽しい。親切で優しいバーバパパの姿から、思いやりの心を学べます。
『エルマーのぼうけん』ルース・スタイルス・ガネット(作) ルース・クリスマン・ガネット(絵) 渡辺茂男(訳)福音館書店小学校低学年ねこのエルマーが、動物島に捕らわれたりゅうの子を助けに行く冒険物語。わくわくする冒険と、エルマーの勇気に感動する。
『からすのパンやさん』かこさとし(作・絵)偕成社4歳からからすの家族が、たくさんの種類のパンを焼いて、パン屋さんを開くお話。個性豊かなパンがたくさん登場し、見ているだけでも楽しい。パン作りの工程が描かれており、食育にも役立ちます。家族で力を合わせて働くことの大切さを学べます。
『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん(作) 森比左志(絵)こぐま社0歳から3歳しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るお話。日常生活を描いたお話で、親しみやすい。ホットケーキを作る工程がわかりやすく描かれている。
『どうぞのいす』香山美子(作) 末崎茂樹(絵)ひさかたチャイルド3歳からうさぎさんが森の中に置いた「どうぞのいす」に、色々な動物がやってくるお話。優しさと分かち合いの心を育む。繰り返しのフレーズで、読み聞かせにも最適。
『おしいれのぼうけん』古田足日(作) 田畑精一(絵)童心社3歳からおしいれに入れられた男の子が、不思議な冒険をするお話。スリル満点の展開で、子どもを夢中にさせる。想像力を豊かにする、不思議な世界観が魅力的。困難を乗り越えていく子どもたちの姿に、勇気をもらえます。
『スイミー』レオ・レオニ(作・絵) 谷川俊太郎(訳)好学社幼児から小学校低学年小さな魚スイミーが、大きな魚に立ち向かうお話。仲間と協力することの大切さを学べる。美しい絵も魅力的。
『100万回生きたねこ』佐野洋子(作・絵)講談社4歳から100万回も生きたねこが、初めて本当の愛を知るお話。命の大切さについて考えさせられる。

各本の詳細とおすすめポイント

『おおきなかぶ』

おじいさんが植えたカブは、とても大きく育ちました。おじいさんが引っ張っても、おばあさんが引っ張っても、なかなか抜けません。孫娘、犬、猫、そして最後はねずみも加わって、みんなで力を合わせて引っ張ると…。

おすすめポイント

  • 繰り返される「うんとこしょ、どっこいしょ」というフレーズが、リズム感があり、子どもも一緒に楽しめます。
  • 力を合わせることの大切さ、諦めずに頑張ることの大切さを自然と学べます。
  • シンプルなストーリーと絵で、小さなお子さんでも理解しやすい内容です。
  • あるおばあちゃんは、この本を自分の子供に読んであげたことを懐かしく思い出し、今では孫にも読み聞かせているそうです。
  • 本に全く興味を示さなかった子供が、この本で初めて読書に興味を持ったというレビューもありました。
  • また、1歳の子どもに読み聞かせたところ、お話の後で地面から色々なものを引っ張り出すようになったという、微笑ましいエピソードも寄せられています。

『きんぎょがにげた』

きんぎょが、きんぎょばちからにげてしまいました!カーテンの後ろ、ピアノの下、おもちゃ箱の中…。ページをめくるたびに、きんぎょは違う場所に隠れています。さあ、きんぎょはどこにいるかな?

おすすめポイント

  • 隠れているきんぎょを探すのが、宝探しゲームのようで楽しい絵本です。
  • 色鮮やかな絵で、視覚的に楽しめます。
  • 言葉が少なく、絵を見ながらお話が進むので、小さなお子さんでも集中して読めます。
  • この絵本は、鮮やかな色使いで子どもの目を惹きつけると好評です。
  • シンプルで繰り返しの多い文章なので、幼児でも理解しやすく、飽きないで読めるとのことです。
  • 家の中の様々な場所に金魚が隠れている様子は、子どもにとって身近な環境を認識する良い機会になるという意見もありました。

『おばけのバーバパパ』

フランス生まれのバーバパパが初めて登場するお話です。フランソワという少年が、庭で出会った不思議な生き物、バーバパパ。どんなものにも変身できるバーバパパは、みんなを助けるために大活躍します。

おすすめポイント

  • 自由自在に形を変えるバーバパパの姿が、子どもの想像力を刺激します。
  • 色鮮やかでユーモラスな絵が魅力的です。
  • 親切で優しいバーバパパの姿から、思いやりの心を学べます。
  • バーバパパは何者なのかという疑問を解消してくれたという声や、
  • バーバパパが体が大きくどこにも居場所がない様子が、大人にとっては「居場所がない」という心理につながり、大人でも十分楽しめる絵本であるという声もありました。

『エルマーのぼうけん』

ねこのエルマーは、りゅうの子が動物島に捕らわれていることを知ります。エルマーは、りゅうの子を助けるために、危険な動物島へ冒険に出発します。

おすすめポイント

  • わくわくする冒険物語で、子どもの好奇心を刺激します。
  • 知恵と勇気で困難を乗り越えていくエルマーの姿に、勇気をもらえます。
  • 色鉛筆で描かれた優しい絵が、物語の世界観を豊かに表現しています。

『からすのパンやさん』

からすのパンやさんは、朝から晩まで大忙し!4羽の子ガラスたちは、お父さん、お母さんと一緒に、色々なパンを焼きます。

おすすめポイント

  • チョココロネやクリームパン、あんぱんなど、美味しそうなパンがたくさん登場します。
  • パン作りの工程が描かれており、食育にも役立ちます。
  • 家族で力を合わせて働くことの大切さを学べます。
  • 何世代にも渡って愛される素敵な本だと、多くの保護者から支持されています。
  • 大人になっても楽しめるので、プレゼントにも最適だという意見もありました。

『しろくまちゃんのほっとけーき』

しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて、混ぜて…。美味しそうなホットケーキができるまでの工程が、丁寧に描かれています。

おすすめポイント

  • ホットケーキを作る様子が、わかりやすく描かれており、子どもも真似したくなります。
  • 繰り返される言葉や擬音が、リズム感があり、読み聞かせに最適です。
  • 日常生活を描いたお話なので、子どもにとって親しみやすい内容です。
  • この本は、子どもの語彙力や想像力を育むのに役立つと評判です。
  • また、料理などの新しいことに挑戦する意欲を育てることも期待できるとのことです。

『どうぞのいす』

うさぎさんが、森の中に「どうぞのいす」を置きました。すると、くまさんがやってきて…。「どうぞのいす」を通して、優しさと分かち合いの心を育む絵本です。

おすすめポイント

  • 動物たちのやり取りを通して、思いやりの心を学べます。
  • 繰り返される「どうぞのいす」という言葉が、印象的です。
  • 温かみのある絵が、物語の世界観を表現しています。
  • 美しいイラストと心温まるメッセージが魅力です。
  • 親切心や他人を受け入れることについて、子どもに教えるのに最適な絵本です。
  • 家族みんなで一緒に読むのに良い絵本です。

『おしいれのぼうけん』

おしいれに入れられた男の子、あきらが、そこで出会った女の子、さとしと、ねずみの国へ冒険に出かけます。ハラハラドキドキの冒険物語です。

おすすめポイント

  • スリル満点の展開で、子どもを物語の世界に引き込みます。
  • 想像力を豊かにする、不思議な世界観が魅力的です。
  • 困難を乗り越えていく子どもたちの姿に、勇気をもらえます。
  • 多くの読者が、この本を「わくわくする」「ハラハラする」と評価しています。
  • ある読者は、久しぶりに読んで、子どもの頃と同じようにドキドキしたと感想を述べています。
  • また、親子で一緒に楽しめる本だという意見もありました。

『スイミー』

小さな黒い魚、スイミーは、大きな魚に仲間を襲われて、ひとりぼっちになってしまいます。海を旅する中で、たくさんの仲間と出会ったスイミーは、ある素晴らしいアイデアを思いつきます。

おすすめポイント

  • 仲間と協力することの大切さを学べます。
  • 小さなスイミーが、大きな魚に立ち向かう姿に、勇気をもらえます。
  • 海の世界を描いた、美しい絵が魅力的です。
  • 幼児から小学校低学年まで、幅広い年齢層におすすめです。
  • 勇気と友情の物語ですが、小さなお子さんには少し怖いと感じる部分もあるかもしれません。

『100万回生きたねこ』

100万回も生きたねこは、どんな飼い主にもなつかず、自分のことしか考えていませんでした。しかし、ある時出会った白いねこを心から愛するようになり…。

おすすめポイント

  • 生きることの意味、愛することの大切さについて考えさせられる深いお話です。
  • シンプルな絵と文章で、哲学的なテーマを描いています。
  • 子どもだけでなく、大人も楽しめる作品です。
  • この本は、子どもたちに命の大切さを教えるのに役立つと、多くの保護者から高い評価を得ています。

まとめ

小学校1年生になると、ひらがなを習得し、自分で本を読むことができるようになります。色々な本に触れることで、子どもの世界は大きく広がります。今回ご紹介した10冊は、小学校1年生の読書力レベルに合致しており、子どもが興味を持ちやすいテーマ・内容、豊かなイラストで構成されています。ぜひ、お子様と一緒に読書を楽しみ、豊かな感性を育んであげてください。

図書館や書店には、他にもたくさんの素晴らしい絵本があります。色々な本を探して、お子様にとって特別な1冊を見つけてあげてください。

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